【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明する企画】
🍷別名「ウィンナ・ワルツ」~ヴェニーズワルツ~
1814年ナポレオン戦争の戦後処理のために開かれたウィーン会議の舞踏晩餐会にて、メインで踊られたのがこのヴェニーズワルツだそうです。
右回りのナチュラルターン、左回りのリバースターン、そして右回りと左回りの切り替えステップのみで構成されたシンプルな種目。
競技会では、例えばB級の準決勝以上など(※団体によって異なります)でしかかからないレア種目です。
▼見澤・大原組の20秒ヴェニーズワルツ▼ ♪My Favorite Things (サウンドオブミュージックより)
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
ロックンロール👦👧👠~ジャイブ~
ジャイブは、1920年代のハーレムが起源です。
スゥイングジャズに合わせてフォックストロットを踊っていたことが由来で、横にスゥイングしながらジャンプするような動きが基本となっています。
競技ダンスでは、上級戦の準決勝以上でしかかからない、レアでハードな最終種目ですが、エルビスのロックンロールのような軽快な音楽も伴い、会場も湧きます。
ジャイブのステップを単純化した、ジルバというパーティーダンスもあります。
▼見澤・大原組の20秒ジャイブ▼♪監獄ロック
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
♬スウィングしながら走る⁉~クイックステップ~
1920年代のチャールストンの流行で、ダンスホールでもテンポの速い曲がかかるようになり、それに合わせてスローフォックストロット*を踊ったのがクイックステップのはじまりと言われています。
跳ねたり走ったりの軽快な動きと、スウィングダンスならではの滑らかさの対比が見どころです✨
競技会では手拍子で盛り上がることもしばしば♪
▼見澤・大原組の20秒クイック▼ ♪Sing Sing Sing
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
🌹情熱の…~パソドブレ~
スペインの闘牛が由来のパソドブレは、ラテン5種目の中では唯一男性が主役の踊りです。
男性が闘牛士、女性がフラメンコダンサー・ケープ・牛などの象徴と言われているため、闘争的な表情を保ち、笑いません。男女とも、体側にケープを持って斜に構えるようなひねったシェイピングで踊ります。
競技会では、エスパニア・カーニーという曲がかかることがほとんどなので、ルーティン(≒ペアごとのオリジナルの振り付け)がぴたりとはまり、真ん中あたりの曲の切れ目で拍手がわくことも。
▼見澤・大原組の20秒パソドブレ▼♪パイレーツ・オブ・カリビアン
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
別名「キツネの小走り」~スローフォックストロット~
1910年代、『キャッスルウォーク』というリズミカルなウォーク、シャッセ(開く・閉じる・開くのステップ)、ピポッド(ターンの1種)で構成され踊り方が大流行したのが起源だそうです。
前進と後退がメインで、両足を揃えてかかとで回転するヒールターンが印象的。
曲もジャズ要素が強く、穏やかな雰囲気です🌷
▼見澤・大原組の20秒スロー▼ ♪ニューヨーク・ニューヨーク
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
💑愛のダンス~ルンバ~
足枷をはめられた黒人奴隷の踊りをイギリス兵士が本国に持ち帰り、洗練させたものがルンバの原型と言われています。
頭の位置は変えずに、ヒップを左右に動かしながら足をひきずるような重たい基本動作は、この奴隷の踊りに由来するとか。
社交ダンスにおいてはラテンの基本となる種目、かつ男女が内向的に愛を表現する種目です♡
▼見澤・大原組の20秒ルンバ▼ ♪A Whole New World
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
○笑顔禁止~タンゴ~
あれ?タンゴってラテンダンスじゃないの?
ブエノスアイレス発祥のタンゴ。そこからヨーロッパを中心に発達したコンチネンタル・タンゴと、アルゼンチンで発達したアルゼンチン・タンゴの主に2種類に派生したそうです。
社交ダンスのタンゴは前者で、リズムを「2拍子の2組4拍子」でとり、黒燕尾・ロングスカートで踊るスタンダード種目です。ラテンのイメージは、おそらく後者のアルゼンチンタンゴの方ですね。
踊りの激しさゆえ、他の種目より男女の組み方(ホールド)が深くなっています👨👩✨
▼見澤・大原組の20秒タンゴ▼ ♪リベル・タンゴ
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
🌴カーニバル!~サンバ~
サンバといえばリオのカーニバルを想像する方も多いのではないでしょうか💡
社交ダンスのサンバはこれとはまた趣が違いますが、黒人奴隷の踊りを起源として1930年代にニューヨークに伝わったブラジル音楽を使うのは一緒です。「バチカタ」「ボルタ」など、現地の言葉がそのままステップ名になったりしています。
バウンスアクションと呼ばれる、膝の曲げ伸ばしをお腹で吸収するような弾む動きをベースに、フロアをぐるぐるラウンドしながら進む種目です。
▼見澤・大原組の20秒サンバ▼ ♪SOY (Gypsy Kings)
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
○舞踏会のイメージ~ワルツ~
3拍子でゆったり大きく上下動(ライズ&ロアー)し、1拍目にアクセントが付きます。
回転が多く優雅な印象です👠👗
ワルツはフランスやドイツの民族舞踊が起源で、男女が手をとって踊るスタイルに禁止令が出た歴史も。明治時代に日本に伝わり、舞踏晩餐会の主役になったそうです~。
競技ダンスでは1種目に踊ることが多いので、ワルツがカップルの第一印象を決めることもあります💡
▼見澤・大原組の20秒ワルツ▼ ♪Beauty and the Beast
【知ってはいても説明が難しい社交ダンス10種目を説明してみる企画】
○男女で遊ぶイメージ~チャチャチャ~
チャチャチャはマンボなどの派生で、1950年代にキューバの作曲家がダンスホールに曲を紹介したのがはじまりだそうです。女性がヒールの無い靴を履いて踊る音が「チャチャチャ」と鳴ることを由来に種目名をつけたとか、つけてないとか…。
男女が、恋愛というよりは二人で遊びながら掛け合っているような雰囲気の種目です♪
競技会ではラテン種目の1種目目にかかることが多く(※団体によって異なります)、アップテンポな曲と相まって盛り上がります👏
▼見澤・大原組の20秒チャチャチャ▼ ♪Beat It